縄文食に戻る 浦和中央倫理法人会 会長 厚川勝藏
倫理法人会は経営者が集う会でございまして、宗教や政治には何にも関与しておりません。ただ、良いことを学んで、学んだ良い事はすぐ実践しようとそういう会でございます。
どうでしょう? 皆さん世の中で一番幸せな事は何でしょう? やっぱり資産がたくさんある事でしょうか? どうでしょうか? やはり健康が一番でしょう。今、メタボリックシンドロームが世間で話題になっていますが、皆さんの健康はいかがでしょうか?
そこで、皆さんに是非健康になって頂きたいということで、都立北療育医療センター副院長で千葉大学医学部臨床教授も兼任されている済陽先生を講師にお招きしました。先生の著書「日本人だけがなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか」で一番感動したのは、質の良い食生活を始めれば必ず免疫力がついて自然治癒力がUPし、さらに気持の持ち方で、人間は90歳でも100歳でも生きられるんだというところです。基本は食事だという事を先駆けして伝えています。また、医師の不養生と世間ではよく言われますが、先生はご自身で研究されている食事療法を自ら実践されています。先生の講話をお聞きになって、良い事はすぐ持ち帰って実践して頂きたいと思います。
テーマ「健康と食事」
都立北療育センター副院長 千葉大学医学部臨床教授 済陽高穂先生
どうでしょう? 皆さん世の中で一番幸せな事は何でしょう? やっぱり資産がたくさんある事でしょうか? どうでしょうか? やはり健康が一番でしょう。今、メタボリックシンドロームが世間で話題になっていますが、皆さんの健康はいかがでしょうか?
そこで、皆さんに是非健康になって頂きたいということで、都立北療育医療センター副院長で千葉大学医学部臨床教授も兼任されている済陽先生を講師にお招きしました。先生の著書「日本人だけがなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか」で一番感動したのは、質の良い食生活を始めれば必ず免疫力がついて自然治癒力がUPし、さらに気持の持ち方で、人間は90歳でも100歳でも生きられるんだというところです。基本は食事だという事を先駆けして伝えています。また、医師の不養生と世間ではよく言われますが、先生はご自身で研究されている食事療法を自ら実践されています。先生の講話をお聞きになって、良い事はすぐ持ち帰って実践して頂きたいと思います。
人間の幸せには健康が大事。それの大元は食事だということをこれからお話いたします。私はそもそも外科医で今まで4000以上の手術をしました。癌が半分くらいです。なぜこんな事を考えるようになったかというと、癌の手術をして抗癌剤治療によっても半分ちょっとくらいしか完全には治りません。あとの4割強の人は途中で亡くなってしまう。こういう結果に愕然としました。でも、どうしてもやっぱり救いたいと思いますので、いろんな研究をしました。中でも半分以上食事との関係が大事だという事がわかってきました。食事の改善をすると癌もたちどころに治ってしまうという症例もいろいろ経験しましたのでこういったことを報告します。主に癌ですけど生活習慣病、病気一般で全部共通します。自分の自然治癒力、免疫力が落ちるとそういう病気になりますので、食事を改善すること。癌の治療には、手術、抗癌剤、放射線治療の3大治療法があります。これを駆使しても半分ちょっとしか治らない。その他にも免疫療法とか食事療法とかがあります。
人間の幸せには健康が大事。それの大元は食事だということをこれからお話いたします。私はそもそも外科医で今まで4000以上の手術をしました。癌が半分くらいです。なぜこんな事を考えるようになったかというと、癌の手術をして抗癌剤治療によっても半分ちょっとくらいしか完全には治りません。あとの4割強の人は途中で亡くなってしまう。こういう結果に愕然としました。でも、どうしてもやっぱり救いたいと思いますので、いろんな研究をしました。中でも半分以上食事との関係が大事だという事がわかってきました。食事の改善をすると癌もたちどころに治ってしまうという症例もいろいろ経験しましたのでこういったことを報告します。主に癌ですけど生活習慣病、病気一般で全部共通します。自分の自然治癒力、免疫力が落ちるとそういう病気になりますので、食事を改善すること。癌の治療には、手術、抗癌剤、放射線治療の3大治療法があります。これを駆使しても半分ちょっとしか治らない。その他にも免疫療法とか食事療法とかがあります。
食事療法は言い方悪いですが、そんな事では治らない、効果がないとバカにする風潮があります。
ところが過去14から15年くらいかけての社会的ないろんなデータで、食事を改善すると、癌の改善に役に立つことが解ってきました。その骨子は1.塩分・動物性脂肪・タンパク(Animal Protein)制限(半年間以上)、2.胚芽の成分・玄米や大量の野菜、きのこ類・海藻をとる。3.豆類、はちみつ、レモン、ヨーグルト、エビオスをとる。4.自然水を飲用することです。
その他、断酒・禁煙も求められます。
日本の年間の死亡数はだいたい100万人。100万人ちょっと生まれて100万人が死んでいるので、今の人口は順調に増えていますけれども、死亡が出生数を上回ってしまうと人口が減ります。ある調査によると2050年には人口が1億をきる、2100年には人口が8000万人とも言われています。だいたい年間死亡数が100万人。2006年の厚生労働省の統計では、そのうち腫瘍疾患で死亡する人が癌では33万人、心臓病では17万人、脳血管疾患では13万人です。患者さんはその3倍くらい。癌については昭和56年からぐんと右肩あがりでずっと連続してあがっている。逆にアメリカでは1994年から癌の死亡が減っている。21%。日本とアメリカどうしてそんなに違うのでしょう? 2006年の悪性新生物死亡統計では、癌の死因は肺癌が今6万人、胃癌が5万人、大腸癌が4万人、膵臓癌2万人。だいたい消化器が半分以上を占めている。私の経験上ですけれど、大腸癌は比較的生き延びやすい。ところが胆道癌・肝臓癌・膵臓癌これに至っては3分の1、膵臓癌に関しては今やっと4分の1が5年生存。こういうデータに愕然としました。
癌の原因を世界が研究しています。アメリカでは、全世界から有名な学者を募集して研究させて、10年くらいかけて癌の原因は何かを調べました。食事が35%。タバコは30%。アルコールと食品添加物も含めると食事系が5割となっています。これは立派なデータ。
日本人の食材の変遷(厚労省)によると、昭和35年と平成12年を比較すると、米は345g/日から158g/日へ半減、肉とか乳製品は4倍に増加。これが癌の原因に直結します。
食物のがん危険因子として、以下のものが考えられています。
1.塩分:胃粘膜が爛れ、ピロリ菌が増殖。胃潰瘍が発生し胃癌へと進行します。
塩分がなぜ胃癌の原因になるかといいますと、秋田県40年前は脳卒中が全国の倍ありました。どうしてかというと寒い地域でお酒を飲んでしょっぱい物を食べています。これが原因だということで、県民運動をやりました。塩分も19グラムあったのを15グラム以下にしました。その結果、今だいたい13グラム。脳卒中が半減。副産物として胃癌も半減。減塩運動が脳卒中より胃癌の減少に役立ちました。韓国でも胃癌が半減しました。なぜかというと冷蔵庫が普及したためです。そうするとしょっぱい物を食べなくなったので胃癌が半減しました。それから静岡県の戸田町は漁師町なので、しょっぱいものを食べます。そのため胃癌の発生率が全国平均の1.5倍。一方、お茶の産地で上川根町というところがありますが、お茶を1日10杯くらい飲むので、胃が非常に洗われます。そこで上川根町の胃癌の発生頻度は全国平均の半分。同じ静岡県でも胃癌の発生率が3倍違います。こういうことがはっきりしています。50歳過ぎたら塩分をとらない方がいいということです。
2.ビタミンB不足の糖代謝(クエン酸回路障害)
ビタミンBが不足するとクエン酸回路の障害が起き、細胞の老化、腫瘍発生・増殖の原因となります。ビタミンBはクエン酸回路で2ヵ所、重要なサポートをしていることが解っています。この回路は、生物の代謝にとってきわめて重要で、細胞呼吸やエネルギー発生に大きく貢献し、生命維持に不可欠です。この回路の障害で、エネルギー不足が起きると、細胞内電解質のバランスが崩れます。その結果、細胞内のカリウム濃度が維持できなくなります。
私の親友の星野仁彦さんは精神科の医者です。星野さんが40代の頃、大腸癌になり手術しました。半年後に肝臓に転移しました。肝臓に転移してすぐ外科医に聞きました。「肝臓癌に転移したんだけど手術してもらって5年生存率はどれくらい?」って聞いたら、「3年生存率も0%だよって。」言われてショック受けました。これでもう外科とか薬じゃダメだと思って食事療法を徹底しました。この人は、アメリカの食事療法の本を読んで、自分もそういう食事をしたいなと思った。1年半で完治。それに彼は自信を得て精神科医と癌の専門医になりました。彼は数年間玄米を食べました。なぜ玄米か。玄米はビタミンBが豊富。そうするとクエン酸回路がスムーズに回ります。だからビタミンBは豊富にとりなさいということです。
3.脂肪過剰(特に飽和脂肪酸・酸化)
脂肪過剰特に飽和脂肪酸これが増えるとなぜ癌になるのでしょう?。脂肪をたくさんとる人は免疫をつかさどってる細胞マクロファージの機能低下を招来し、抵抗力が低下するためです。
そして、免疫機能が失われるため、癌を引き起こす原因となります。
4.動物性蛋白(四つ足・Animal Protein)
動物性蛋白質があらゆる物質の中でもっとも発がん性の高い食材です。代謝しにくい蛋白質の一部に発がん物質が細胞代謝に組み込まれて癌が発生しやすくなるからです。このメカニズムから、癌治療、癌予防のためには、四つ足の動物性蛋白質は禁物なのです。
5.アルコール:食道、口腔・咽頭癌
6.食品添加物:合成着色剤、保存剤、防かび剤、農薬、環境ホルモン(エストロゲンなど)
7.かび:アフラトキシンB(落花生、とうもろこし)、
肝癌ウィルス汚染食物:EBウィルス(胃癌)、HA(肝癌)
8.過食:二次胆汁酸分泌量と大腸癌発生と相関があります。
このように全世界で癌の究明に一生懸命ですが、本当に癌の食事療法に根拠があるのでしょうか?
野菜をとることによって癌が減ります。それからクエン酸回路を良くし、新陳代謝を良くすると、癌が改善するということがはっきりしている。それから、ランチタイム運動したり、早く寝たりすると、前立腺癌が改善するというデータで出ています。ちゃんとした食事をするとPSA値という腫瘍の値が低下します。全く野放図にするとPSA値が増加します。
東京女子医大名誉教授の三神美和さん。4年前に99歳、今103歳。4年前に「先生元気ですね、どうしてですか?」と聞いたら「私の朝飯はすりおろした野菜スープ。それだけ。大根・ニンジン・山芋・きゅうり・レンコン。こういった物を自分ですっています。それをスプーンで食べている。それが健康法かもしれない。」とおっしゃっていました。
抗酸化力の高い食品。これは何でいいかというと血液がサラサラになるからです。血液がサラサラになると末梢の毛細管細胞まで血液がよく通ります。毒物がちゃんと運ばれます。ですから毒消しになるのです。それからそこに癌を殺すリンパ球とかの免疫細胞がちゃんといることになります。そうすると小さな発生したばかりの癌とかそんなにひどくないものは処理できます。ですから癌ができてあきらめちゃいけません。癌ができても自分の免疫力を高めればかなり改善します。
抗酸化力の高い食品であるブルーベリー、イチゴとかもそうですがグランベリー、それからホウレンソウやレモンこういったものを1日3種類くらいとるようにするとかなり健康が守られます。人間というのはそもそも草食動物です。なぜかというと唾液、つばの中のアミラーゼというデンプンの消化酵素がとても高い。人とかブタとかネズミ、こういった生物はそもそもは穀物食べたり、草を食べたりと10万年も100万年もずっと草食動物。
ところが肉食のものはそういった消化酵素が非常に低い。人間には野菜、果物の類が適しています。
癌の一番の原因は四つ足動物、特に牛肉です。ずっと30年くらい前からこういったデータを発表していました。ところがアメリカの政府がそれをおさえていました。どうしてかというと牛肉が売れなくなるからです。だから25年間ずっとおさえていましたが、ついに5年くらい前からこれが本当だと、国民が怒って、医者が怒ってこういった本を書きました。癌を予防するには国民が知らなきゃダメだと・・・・。
そのほか禁食令。これは聖武天皇今から1300年くらい前、犬とか牛とか馬とかそういった動物の肉食はだめだと。その後1200から1300年間、日本人は肉食はしませんでした。ところが明治維新になって肉食が入ってきて、戦後とくに豊かになって肉食になって癌が増えました。
キノコはなぜ健康にいいのでしょう? これはβグルカンが含まれている。キノコの菌の成分がβグルカン。βグルカンはシイタケのエキスとして使っている。国立がんセンターの中原和郎という人はニューヨークで戦前研究していました。戦時中日本に帰ってきました。この人は日本のシイタケは絶対抗癌性があると言い張っていました。ところがレンチナンというエキスを抽出して作ったけど全然効きません。全然ダメです。この人は死んでしまいましたが、その後研究して近年ではナノテクノロジーでβグルカンを微粒子化できた。それを口からとらせると小腸のリンパ線を刺激します。そうるすと免疫力があがって非常に抗癌性が強い。つまりキノコは絶対に抗癌性があるということがいえます。微粒子が作用しないと効果がないのです。
名門レストラン王・望月さんは、5年前に前立腺癌の手術をし、4年前の2月に胃・直腸癌の手術をしました。その直前に念のため胃の癌の範囲を調べようと見たら、食道にも癌がある。74歳で開腹手術だとバテてしまいますから、食道癌はあとから抗癌剤を使おうということになった。手術が無事に終わって「先生、どうしても薬はやりたくない」と本人から申し出。それなら食事を変えなさいということで、食事をきちっと変えました。そうしたら半年で全部消えました。1年2カ月間で癌細胞が全くなくなりました。この人は今78歳。食事療法を継続しています。
アメリカにThompson教授という人がいます。4から5年前、「前立腺癌になってリンパ線がひどい。半年の余命だと言われた。」と私にメールがきました。前立腺癌は手術しても問題があって大変だから食事療法がいいかなと思って、香田先生というお医者さんに電話してみました。そうしたら「前立腺癌だったらこういう食事をしなさい。」とFAXを僕にくれました。「1日1500cc以上の水とか緑茶とかそれを飲みなさい。昼と夜は青汁、210gの青、つまりホウレンソウ・キャベツ・シソ・レタス・パセリこういったものを青ジュースとして飲ませる。大根おろし・ニンジンおろし・山芋おろしそれから玄米を120g、とうふ200gこういう食事を1食として昼夜食べる。」と。
この食事療法をThompson教授に提案した。彼は朝昼は菜食を中心にする。PSAという腫瘍の値が162ngから3ngになりました。全く治っています。どうしてこういうことが起こるかというと食事にあります。大豆にイソフラボンが入っています。前立腺癌の細胞に効きます。そうすると細胞が繁殖しなくなります。治って2年経ちました。
なぜ、前立腺癌・乳癌といったホルモン系の細胞に大豆がいいのでしょう?。イソフラボンというのは女性ホルモンに非常に近い分子構造。それが体の中に入るとレセプター、乳癌とか前立腺癌の細胞に作用する。性ホルモンだと細胞がどんどん繁殖するけれど、性ホルモンまがいのものがそこに入ってきて、ブロックすると、前立腺癌とか乳癌の細胞が増殖しなくなってしまいます。
これを証明したのは家森さんという京都大学名誉教授。尿中のイソフラボンが多いほど心筋梗塞が減ります。尿中のイソフラボンが多いほど前立腺癌や乳癌になりません。豆腐2丁も食べるとだいたい前立腺癌や乳癌の8割が回避できます。
アメリカのUCSF癌センターでは前立腺癌の栄養指導をしています。アメリカでは栄養士もちゃんと前立腺癌を食事で治そうと講演などで指導しています。
直腸癌。肝臓に転移した63歳の女性の症例の場合でも、食事療法と一緒にやったら半年で全部治りました。
安全な食物。水はいくら安いとはいっても、水道には消毒薬が入っています。塩素など。そうすると動脈硬化してきますし、まず生体に障害がきます。ですから小学生とか若者は解毒作用で防いでいるのでいいのですが、中年以降、老人・病人は絶対水道水は良くありません。みのもんたが水道局のポスターに出ています。「東京の水道はおいしい。」とみのもんたが宣伝しています。
ですが、中年以降は絶対水道水を飲んではいけません。体洗う以外に使用しないでください。
無農薬、低農薬野菜がよいです。
養殖より天然魚介。養殖マグロは問題があります。体重をつけようとしますからエサいっぱい。そうすると成長したマグロは脂肪化します。そういうのを食べてしまうと人間は病気になります。だから遠洋の魚介類がよいです。オーストラリアのパースでは8kmの網をかけて、その中でマグロを育てています。そこのマグロは近海ものだけど非常に栄養がある。非常に良質のマグロだからその村はオーストラリアで1番の金持ち。それから鳥料理はアミノ酸が非常に良いです。肝臓を代謝しやすく、また肝臓によく効く。焼き鳥なんかはいいでしょう。
それから 天然水は良いです。ですが、市販の天然水はまだ少ないです。こういう水を飲むと確かに健康は促進されます。例えばリウマチの患者が フランス・スペインの国境ピレネー山脈のルルドの水を飲むと一発で治ってしまうようにです。
私の昼飯は10年くらいリンゴとヨーグルト。なぜかといいますと私今62歳ですが、50歳の時外科を続けたいなと思って目が大事だと思いました。それでいろんな人に聞きました。そうしたら東北大の槙教授は50年間昼飯はリンゴと牛乳だといいます。それから私もリンゴと牛乳にしましたが、半年でヨーグルトに変えました。大腸癌を予防する。リンゴも予防するしヨーグルトも予防する。なぜかといいますと、リンゴはいろんな悪玉菌の繁殖を防ぎます。ヨーグルトは善玉菌、乳酸菌などを増殖。そうすると癌の原因物質がなくなるからです。
私は老眼鏡を作ったけど不要です。野菜をたくさん食べます。朝はジュースにしたりサラダにしたり。これにビタミンとしてレモンを入れます。家族4・5人いて1月レモン300個摂取。それくらい健康に注意しています。
古代ギリシャのピタゴラス。2400・2500年前に黒パン・蜂蜜・野菜。これはすごいですね。
世界的食事療法の権威マックス・ゲルソンはカルシウム摂取。塩分・脂肪・蛋白を制限。これで癌の予防になっています。ゲルソンは癌疾患を一部分の局所疾患でなく、全身性の代謝障害病と位置付けています。
日本でもいろんな人が工夫しています。
なぜゲルソンがよくそれを証明しているかというと、もちろん癌の予防をしているのですが、結果として白内障にもならないからです。ゲルソンの孫娘は85歳でメガネなし。カリフォルニアのサンディエゴに住んでいるので日本からメールを打つと、10分後に返事がくる。85歳のおばあちゃんがそれだけすごい。白内障の角膜の電解質は、正常の人のカリウムは5.1なのに白内障の人は0.6で1/8。一方塩分、ナトリウムは正常の人は5.5なのに白内障の人は2.5倍。ですからいかに塩分を制御すれば白内障にならないか。塩は食物に必ず入っている。食パンにも入っているし、魚介類は良いといっても海の塩が体の中に入っています。塩を制限しても全く問題ありません。ですから50歳をすぎたらなるべく塩をとらないことです。
私の恩師の中山教授は「癌治療の研究をしなければダメだよ。」と言っていました。「病気の半分は消化器病で、癌の半分は食事から。」。それから僕らに「食べるな、やせろ!」「医者は健康でなければ患者を助けられない。」と。また、「人には自然治癒力がある。それを引き出すのが名医で手術で治せたとうぬぼれるな。」と諭されました。
後に、恩師の言った「免疫力を上げる」、代替療法として古くから行われている「食事療法」、医学で一般的になっている「手術・薬物療法」、この三つが見事に私の頭の中で結びつくことになりました。
私がアメリカに留学したときちょうどケネディの政策が実行されました。月旅行、これは20世紀アメリカ最後の狙いでした。月の征服はすぐ達成されましたが癌はなかなか手ごわい相手でした。でも、漸減していくことがとても大事で、癌の治療、薬とか放射線とかそれ以外にも非常に有力な手段がでてきました。これが食事療法ということがいえます。今や日本も世界もグローバルです。良いもの、進んだものがあったら翌日には全世界に報道されます。それを実践していくことが生き残る術です。
埼玉県というのは海がないから貝塚なんてなさそうなもの。ところが貝塚はあります。なぜかというとこの辺昔は貝がありました。海だったということです。貝は縄文時代からの食材で非常に健康に良いです。特にカキはグリコーゲン、アミノ酸のタウリン、亜鉛や鉄などのミネラル、豊富なビタミンを含むすばらしい食材です。タウリンは、血圧の正常化、総コレステロールの低下、また善玉のHDLコレステロールを増加させる作用があり、強心剤の一種で、血液の流れをよくするので、肝臓の代謝も改善します。我々の体に脈々として流れる縄文人の体質、代謝の特徴を損ねることなく生活することが大切です。我々は「背広を着た縄文人」なのですから。
ここに栄養・代謝指導のポイントを以下に述べます。
1.塩分制限(Na)制限・・・限りなく無塩
2.動物性蛋白質・脂肪制限(Animal Protein&Fat)
3.大量野菜・果物(低農薬):ジュースで2リットル
植物性ポリフェノール(抗酸化物質)とカリウム
4.胚芽(玄米、全粒小麦のVA)、豆腐(豆と芋)
5.乳酸菌(ヨーグルト300ml)、海藻、キノコ
6.蜂蜜大匙2杯、レモン2個、エビオス20錠
7.食用油:オリーブ油かゴマ油(稀価不飽和脂肪酸)
8.自然水 断酒・禁煙(半年以上) それから快眠快便、運動ですね。
不幸にも癌になったら、まず3大治療法(手術・抗がん剤・放射線)をちゃんと受けた方が良いです。それでも治らない、または末期癌・再発癌はそういったものに頼ってはダメです。自分で治すということ。それから病気そのものにかからない予防的なもの。それが非常に大事。免疫力を作っていくと、病気しないで90歳まで簡単に生きます。
癌治療の心構えのポイントを以下に述べます。
1.早期診断・早期治療が大事です。(検診・健康指標5項目)
2.手術できるものはすぐ手術をする。ところが手術してもだめ、または最初から手術できない、そういった診断でも悲観しないでほしい。
3.晩期癌では食事療法(できるだけ早く始める)
4.諦めずに、ひたすら続けること。
5.科学的データに基づくこと。
6年前に大腸の手術をしました。手術して元気になった患者さんから、「先生、再発はしますか?」と聞かれて
「再発しますよ」と答えました。6割から7割は再発します。
だから、私の言った食事を守って、今も元気に暮らしています。
人生で本当に大事なものは自分の体・健康です。 (先生の著書 「日本人だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか」 主婦と生活社)
皆さまの食生活を、縄文食に切り替えられる事を緊急に提言いたします。
浦和中央倫理法人会 会長 厚川勝藏 (株)あつか (株)グリム 代表取締役

浦和中央倫理法人会 会長 厚川勝蔵
厚川さん『縄文食に戻る』の情報ありがとうございました。大変興味深く読ましていただきました。済陽教授の講演はデータに基づいたお話なので、説得力があります。私も早速実践してみたいと思います。ただ禁酒はむずかしいですが。ありがとうございました。
埼玉県倫理法人会 副会長 三上忠男